2009年11月15日 11:39
巨人がプロ野球をダメにした
直木賞作家海老沢泰久さんの2001年発行の文庫本。
その頃の巨人って、FA制やら、ドラフト逆指名やら、自分に都合のいい制度を次々と作っては、自分だけよければいいというエゴイズムで球界を食い物にしていた。
今年のWBCに、中日が一人も選手を出さなかったと、巨人ファンは中日をけなすけど、2000年のシドニーオリンピックに、球団の意向として一人も選手を出さないと宣言したことを忘れているらしい。
中日はあのときの巨人のまねをした程度のこと。
中日をとやかく言うのは、天に唾するようなものだ。
というか、一時が万事巨人がやってきたことは、思い起こせば自分はいいけど人はダメ、という精神に尽きる。
長嶋が入団するとき、長島自身が杉浦を誘って南海入りが決まっていたにも拘らずどんでん返しで巨人と契約。
立教の先輩でもある大沢親分の顔に泥を塗ったという話だし。
みんな知ってる江川の空白の一日。
あんなことをして許されると思っているのは読売くらいなものだ。
もしも他のチームがやったら、ナベツネを始め読売の皆々様は烈火のごとくだろう。
桑田。
早稲田の試験を受けに行くと上京したとみんなを騙して(本人は騙したつもりはないだろうが)、巨人と契約。
日本シリーズで巨人に対して勝ちを目の前にした清原が、ファーストの守備をしながら泣いていたのを覚えている人も多いだろう。
FA制。
金にあかせて同じ守備位置の選手ばかりバカスカとって、使う場所がないからとヘタッピな専門外の守備をさせてプロとして恥ずかしい試合を衆人に晒す。
巨人のすさまじさは、数え上げたらきりがない。
しかし、時代は下って。
ここ2,3年の巨人は、だいぶよくなったねえ。
育成選手を育てて新人王にするくらいになった。
金金金の大型補強より、他でお払い箱になっていた埋もれた才能を開花させるようになった。
あれなら、2軍の選手たちも努力すればいつかは!という気になれる。
我がカープ。
ずっとお金にモノを言わせて選手を取ることができない代わりに、目立たない優れた選手たちを鍛えに鍛えて一流に育て続けた歴史。
アメリカ式の「自主性」に任せた練習は、カープの選手には合わなかったようで、ブラウンさんは去った。
新監督野村さんは、早速猛練習をしているという、嬉しい話。
カープはそうでなくちゃ。
選手は大変かもしれないけど、それがカープなんだから。
ある意味、球界の真逆のチームである、カープとジャイアンツ。(間違えてGAIANTとローマ字漢字入力したら、害あんつと出た。害のあるチームってことかねえ)
今年はかつてのカープ式で来た巨人に負けちまったけど、そうはいかないかんね。





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