2005年11月16日
「きのこさんは今度の中国出張行かないの?」
と昼休みに他の部の女性に聞かれました。
「残念ながらね。私の通訳じゃ、まとまる話もまとまらなかったり、まとまらないはずがまとまったりしちゃうよ」
私の部の部長と担当者が、中国の広東省にある会社の部品を採用するかどうかでやり取りする中、わが社期待の通訳きのこさんのことは会社中の知るところとなっていました。
「どの辺に留学してたの?」
「内陸の、洛陽って昔都があったところ歴史で習ったの覚えてるかな、その近く。」
「へぇ〜。聞いたことあるけどわかんないや」
「あ、少林寺の近く。カンフーの少林寺。」
「へぇ〜。どこだかわかんないけど、まあいいや。でさあ、中国のトイレってすごいってホント?」
やっぱりきたか!
「中国のトイレの話し始めると私止まらなくなるから、今はやめといたほうがいいよ。また場を改めて話すよ。ホントすごいから」
「あ、穴が開いてるだけって・・・」
「Oさん、食事中なんだからさあ。私も聞きたいけど」
とほかの人も興味はあるけど、いくらなんでも食事中だから、とその場はやめました。
昼が終わって、コピーを始めると、そばで仕事をしていた、さっき止めに入ったMさんが、
「トイレの話、溝があるだけとか穴があるだけって、どうなってるの?」
と、最初に聞いてきたOさんより興味津々。
「学校のトイレは、腰壁ドアなしの個室の両足の下に隣の個室とつながって溝が掘ってあって、用を足すと水が流れてくるの。
隣の人のモノが自分の股の下を流れて、更に次の人の股の下を流れていくの。」
「
ええええぇ〜!おしっこならいいけど、
ウンコだったらどうするの?」
「それも流れるのよ」
「恥ずかしくな〜い?」
「恥ずかしがってるとよけい見られて恥ずかしいもん、堂々としてなきゃ。」
「私にはできない。」
「でも私も実は、学校で大がしたくなったら、急いで自分の寮の部屋に戻って、してたんだ」
「だよね。ドアなしって、ほかの人の顔とか見えちゃうんでしょ?できないよ」
「ドアがあっても中国人てドア開けっ放しで入ってたよ。北京駅なんて、普通のトイレっぽいけど、誰もドア閉めて入っている人いないの。」
「大きな町でも?!」
「1月下旬の一番寒いときに一番北のほうのハルピンに行ったんだけど、だだっ広い公園の中に骨組みと簡単な壁だけのトイレがあってね・・」
と言い出すと、もう予想して笑い始めるMさん。
「
雪風ざらしの中でお尻出して寒かったよ〜。しかも、地面は雪で、どこまでが床でどこからが穴だかよくわかんないし」(但しこれは少し誇張)
仕事中にそれ以上私語はヤバイので、その辺にしておきましたが、もっと聞きたい様子。
中国のトイレの話って、需要と供給の波長がぴったり来る話題のようで。
テレビで見たり、うわさに聞いたりして、興味はあるけど自分で経験したいものでは無い需要側、自分で経験したことを話したくてウズウズしている供給側。
たとえトイレの話題でも、これがヨーロッパやアメリカの事となるとこれほど盛り上がらないのでは。
供給側が自慢しているかのような感じになり、需要側も「いつかは経験するもんね」と思い、あれもこれも聞こうとはしない。
一度でも中国のニーハオトイレを経験した人なら、誰でもなれる、トイレ講演会講師。
最近はオリンピックも近いので、さすがにドアはあるとは思いますが、閉めて入っているのでしょうか。
子供のズボンのお尻は今でも切れているのでしょうか。
中国のトイレは、ホントに奥が深い。