2008年09月23日 15:14
浅間山荘事件が起きたのは、小学校低学年の頃だったと思う。
各教室にあったテレビで見ていた自分たちを覚えている。
先生も私たちも、「テレビにかじりついて」見ていた。
当時は、赤軍派とか、なんだかわからずに、言葉だけニュースなどで見聞きして知っているだけ。
よど号事件も、何のことやら当時はまったく知らなかった。
その後数年の間に、日本赤軍のハイジャック事件で逮捕されているメンバーを釈放しろとかいう要求があったとかいう事件も見たし、パレスチナとか、石油危機とか、大きくニュースで取り上げられるニュースは、小学生の私にとっては遠い出来事だった。
数年前、北朝鮮拉致被害者の帰国に絡んで、よど号ハイジャック犯についてもテレビで見た。
中東から帰国していた「重信房子」というリーダーが逮捕された。
その娘「重信メイ」という若い女性のこともニュースで見た。
私にととっては、同じ日本人として拉致被害者の問題が一日も早く解決することは願っているけれど、赤軍やパレスチナや日本人妻などは、日常生活にあまり関係ないし、深入りする話題ではなかった。
先日図書館でふと目に止まった本がある。
今まで何度もその棚を見てきたし、ジェンキンスさんの「告白」が置いてあることは目にしていたし、近くにあった「宋姉妹」を借りて読んだこともある。
でもその本は今まで素通りしてきた。
今回に限って、その背表紙から光がさしているかのようにそこで目が止まってしまった本がある。
重信メイ著 秘密
今まで、何も知らなかった。
逮捕される人=悪いことをした人という小学生のような単純な図式で物事を見ていた。
重信房子も、確かに逮捕されてしかるべき「悪いこと」をしたのかもしれないが、それが一体なんなのか、何も知らずに「悪い人」扱いをしていた気がする。
この本がきっと私に「読んで」と訴えかけてきたんだ。
だからこの日に限って、この本で目が止まったんだ。
そう思って借りてみた。
読んで何が変わるかわからない。
感心するだけかもしれない。
でも何も知らずに批判だけする私でいたくなくて、読んでみることにする。
小学生の頃の浅間山荘事件を思い出しながら。




